日産セレナ|キーシステム故障?エンジンの復旧!JAFの神対応!

レジャー

こんにちは週末にDIYを楽しんでいる miyo です!

普段はDIYを楽しんでいるんですが、さすがにDIYの知識ではどうにもならない事態が発生したのでご紹介していきます。

その事態というのは、自家用車セレナのエンジンがかからなくなってしまったことです。

ここでは症状から復旧まで!について記載していきます。

スポンサーリンク

セレナのエンジンが突然かからなくなった

わたしは日産セレナ(C27型)に乗っています。

そのセレナが先日(2022年9月)なんの前触れもなくエンジンがかからなくなってしまいました。

家の駐車場でかからなくなったのが、不幸中の幸いです。

えっ…。マジ…。

急いでいるのだけど…。こんな時にかぎって…。


まさか、バッテリー上がったのでは!?と、頭をよぎりましたが…、

よくよく情報モニターを見ると、次のようなエラーメッセージが出ていました。
(正式には「アドバンスド ドライブ アシスト ディスプレイ」と呼びます)

アドバンスドドライブアシストディスプレイ
アドバンスドドライブアシストディスプレイ


△警告:「キーシステム故障 取扱説明書を見て下さい」

キーシステム故障のエラーメッセージ
キーシステム故障のエラーメッセージ


「故障」の文字で…、頭が真っ白です。


昨日のお昼までエンジンかかって、運転も全く問題なかったのですから…。

迷わず、取扱説明書を見てみますが、どこを見てもこのエラーについての記載はありません…。


リモートキーをエンジンスタートボタンに近づけエンジンをかけてみた!

「そうだ、リモートキーの通信が悪いってことは、リモートキーの電池がなくなってきたせいかもしれない!?」

この場合は、「リモートキーをエンジンスタートボタンに近づけて、エンジンをかければ良いっ!」


これは、購入時にディーラーの方から教えてもらったことです。

「リモートキーの受信機は、エンジンスタートボタンの近くに設置されており、リモートキーの電圧が落ちた場合は、この方法でエンジンがかかる」とのことです。

エンジンのスタートボタン
エンジンのスタートボタン


が…、かからない。なぜだ…。わたしは頭をかかえました。

そして、10分ほどフリーズ状態に…。

「故障の確認」と「できること」を考えてみた!

「よしっ!」

まずは以下の手順で地道に「確認」や「できること」を試していくことにしよう、そう決意しました!

【注意:あくまで素人判断でしたので参考として下さい】

故障確認とできること
故障確認とできること


 ◆詳しくはリンクで説明しますね!⇒「リモートキー」「メインバッテリー」「ジャンプスタート」「JAF(ジャフ)


リモートキーが正常に動作するか?

△警告:「キーシステム故障 取扱説明書を見て下さい」と表示されているので、

まずは①リモートキーの通信がしっかり できているのか を確認しました。
(正式には「インテリジェント キー」と呼びます)

リモートキー
リモートキー

念には念をと思い、リモートキーについて次の確認をしました!

  • リモートキーの内蔵電池の電圧は正常か?
  • リモートキーのボタンで「ロック」と「解除」はできるか?


リモートキーの内蔵電池の電圧は正常か?

リモートキーにはボタン電池(CR2032:3V)が内蔵されています。

そこで電圧がしっかりと出ているかを確認しました。

CR2032
CR2032


 結論:3.02V ←問題ありませんでした。

CR2032の電圧
CR2032の電圧


 ◆リンク:電池の取り出し方や交換方法については「日産インテリジェントキー(リモートキー)|キー電池残量が低下|電池交換|簡単な交換方法」で詳しく説明しますね!

リモートキーのボタンで「ロック」と「解除」はできるのか?

リモートキーの電池には問題がないことは分かりました。

次に基本的な機能を確認するために、鍵の「ロック」「解錠」ができるか?をボタンを押して再確認しました。

リモートキーのボタン
リモートキーのボタン


 結論:問題なく動作

全く問題なく「ロック」「解錠」ができますし、連動して「ウィンカーも点灯」します。確認音の「ピッ」「ピピッ」もしっかりとなる状態でした。

ですので、

 ●総合的な結論:「リモートキー」も「車との通信」についても問題なし


メインバッテリーの電圧を確認

次に②メインバッテリーの電圧を確認しました。

ボンネットを開けて右側の吸気口(インレットエアダクト)の下側にバッテリーはあります。

バッテリーの位置
バッテリーの位置


セレナには「メインバッテリー:12V」と「サブバッテリー:12V」の2つのバッテリーがあります。

 (それぞれの役割は「メインバッテリーとサブバッテリーの役割」に記載しますね)


サブバッテリーの電圧の確認は次の理由で省略することにしました。

  • サブバッテリーは、エンジンをかけるためのバッテリーではない
  • 吸気口が邪魔で直ぐには電圧を測定できない
    本音は「吸気口の外し方が分からなかった」もありました
  • 「情報モニターの表示」「ルームライト等の点灯」も確認でき電圧に問題ないと判断した


詳しくメインバッテリーについて調べていくと「バッテリー電圧の正常値」というものがあります。

 ●正常値:12.5V~13.0V


この電圧がバッテリーに必要で、電圧が足りなければエンジンがかからない可能性が高くなります。

そこで、テスターで電圧を測定してみました。

 ●測定結果:12.3V ←原因はメインバッテリーの電圧不足(12.5V未満)


原因は、これだー!!

電圧が少し足りてないじゃん…。うんうん、これなのね!

よし、ジャンプスタートでエンジンをかけようっ!

ということで、次の作業に取りかかることにしました!


ジャンプスタートでエンジンをかけてみる

実は車の購入当時から、いつかはバッテリー上りがあるのでは!?という心配があり日頃から小型の「ジャンプスターター」を車に載せていました!(←詳しくはリンク先で説明しますね) 

ジャンプスターター
ジャンプスターター

(ジャンプスターター:SUAOKI U10)


ついにこれを使う機会がきた!と意気込んでエンジンの始動準備に入りました。

ジャンプスターターのバッテリー容量も100%、ジャンプスタートには問題なしです!

ジャンプスターターとセレナとの接続も完了して、いざ、ドヤ顔でエンジンのスタートボタンをON!


ま、ま、まったく、かかりません…。

な、な、なぜ…。


10回ほど繰り返しましたが…。

ダメなんです…。


小さな電子音「ウ~イ~~~ン」が聞こえているのですが、やはりあの画面が出ています。

△警告:「キーシステム故障 取扱説明書を見て下さい」

キーシステム故障のエラーメッセージ
キーシステム故障のエラーメッセージ


ここで試しに「OK」を押してみることにしました。

すると、


△警告:「システムが故障しているため 使用できません」

システム故障のエラーメッセージ
システム故障のエラーメッセージ


あ、あたらしい、エラーメッセージが…。

完全な敗北を痛感し、もう手におえないことをさとりました…。


JAFに助けを依頼

そうです、こんな時のために「JAF(ジャフ:日本自動車連盟)の会員」になっていたんです。

JAFに入会しているとバッテリー上がりなどのトラブルに無料対応してくれるんです!

他にもメリットはたくさんあります。(←簡単に「JAFとは?」で説明しますね)


まだ、諦めてはダメだ!

自分にできないならば、誰かに助けを求めよう!この場合は、JAF様に…。


その時、ふっとあたまに浮かんだのは、

「ワン フォー オール」 「オール フォー ワン」

の言葉でした。


とにかく会員証を取り出し、救助を依頼しました。

JAF会員証
JAF会員証

電話は直ぐに繋がり、相変わらず、すばらしく丁寧な神対応!

スタッフの到着をしばらく待つことにしました。


JAFによる確認作業

約30分ほどでJAFのスタッフが到着してくれました!

エンジンがかからない事情を説明して、作業に入っていただきました。


赤い点線の枠は「JAFと同じだった確認作業」です。

JAFと同じだった確認作業
JAFと同じだった確認作業


①②③の確認作業は、見当はあっていたことに「ホッ」としました。

実は間違ったことをして車が壊れてたら…と、少しひやひやしていました。


それに、JAFの方はなんなく吸気口(インレットエアダクト)を外していました!

やっぱりプロ! (←「日産セレナの吸気口(インレットエアダクト)の外し方」で説明しますね)


車のコンピュータから詳しいエラー情報を確認

ここでJAFでは、ハンディータイプの見慣れない端末を手にとって、なにやらハンドルの下に潜って作業をしていました。


なにやら「車の故障診断機」というものらしいです。

車のコンピューターに接続することで「エラー情報を詳しく知ることができる機器」とのことです。

故障診断機
故障診断機


故障診断器の画面に数えきれないほどのエラーが表示される

さっそくデータを受信してエラーメッセージを見ているようです。

なぜかJAFの方の顔がくもっています…。


わたしに画面を見せてくれました。

そこには数えきれないほどのエラーメッセージが…。


「車が壊れてる?」そんな言葉が頭をよぎりました。

心配そうな顔をしているわたしに、JAFの方が一言!


「大丈夫です! エンジンかけるまで帰りませんから!」

JAFの方が本当にお釈迦様のように神々しく見えた瞬間でした!

JAFお釈迦様
JAFお釈迦様




車のコンピューターをリセットしたが…

エラーメッセージがあまりに多いため、車のコンピューターをリセットすることを提案されました。

リセットすることで、最初に出力されるエラーメッセージに注目して、復旧の手がかりにするそうです。


「リセットすることで何か問題がおきるますか?」と確認しましたが、「故障することはなく再起動に近い作業」とのことでしたので、リセットをお願いしました。


車のコンピュータのリセットは、故障診断機から実行できるようで、一瞬で終わりました。


再びエラーメッセージを見せてくれました。

やはり、そこには数えきれないほどのエラーメッセージが…。


サブバッテリーの電圧確認

しばらくJAFの方も考えており、今度はサブバッテリーのところに行き電圧を確認しています。

なにか手応えがあったような顔つきです。


今度は「ジャンプスターターをサブバッテリーに接続」しエンジンをかける作業に…!


エンジンが無事にかかり復旧!

ついにその瞬間がきました!

待ち望んでいた「あのエンジン音」です!

エンジンがかかっています!


今、JAFのお釈迦様がここに!

JAFお釈迦様
JAFお釈迦様


再びサブバッテリーで電圧を確認した後、詳しく説明してくれました。


バッテリー上がりの原因はサブバッテリーだった!

なんと「バッテリー上がりの原因はサブバッテリーだった」のです…!


JAFの方の話しを要約すると次のとおりです。

  1. 故障診断器に表示されていた多数のエラーは真実で「実際に機器が動作しない状態」にあった。
       ↓
  2. 正常に機器が動作しないため、安全装置が働いて、車のコンピュータがエンジンをかけなかった。(車のコンピュータがエンジン始動を拒否していた)
       ↓
  3. だから「メインバッテリーをジャンプスタートしてもエンジンはかからない状態」だった。
       ↓
  4. 念のため「サブバッテリー電圧を測定すると、電圧低下4.3V(正常値:12.5V~13.0V)を確認」した。
       ↓
  5. サブバッテリーをジャンプスタートしたことで「制御機器は正常に動作」する。
       ↓
  6. この状態で「エンジンのスタートボタンを押すとエンジン始動」という原理
       ↓
  7. 結論としては、バッテリー上がりをしていたのは2ヶ所「メインバッテリー」「サブバッテリー」だった。
       ↓
  8. エンジンがかかったあとは、車の発電機が十分な電圧を供給しているため正常な状態。
       ↓
  9. ただ、「急いでバッテリー交換に行って下さいね!」とのことでした。



さすがJAFだと思いました!対応も丁寧で、説明も親切、安心感があります!

深々とお礼をして、バッテリー上がりのこの騒動は何とか解決しました!


もちろん、その直後にディーラーに行ってバッテリー交換をしてもらいました!

「メインバッテリー代」+「サブバッテリー代」+「劣化バッテリー廃棄処理代」+「工賃」込みで\83,000(消費税:10%込み)でした。


今回の件が、もし出先で起きていたら?、旅行中に起きていたら?、道端で起きていたら?、と考えると、怖くてたまりません。家の庭で起きたのが不幸中の幸いでした。

JAFの「復旧」と「作業」の作業まとめ

JAFの確認と復旧までの作業を下にまとめておきます。

JAFの確認と復旧の作業まとめ
JAFの確認と復旧の作業まとめ


まとめ

この記事では、「日産セレナ(C27型)のバッテリー上がりから復旧まで」について紹介しました。

素人の知識や技量ではどうにもならないことを、身にしみて感じた一件でした。

車のバッテリー上がりだけに限らず、日常からの点検がとても大切ですね。

この記事が、同じ状況になった方の参考になれば幸いです!

言葉の補足

「メインバッテリー」と「サブバッテリー」の役割とは?

「メインバッテリー」と「サブバッテリー」の役割についてざっくり説明しますね。

メインバッテリーの役割

  • ずばり「エンジンの始動」です。
    エンジンをかけるために使用されるバッテリーとなります。
  • メインの役割は「エンジンの始動」です。
  • その他に、情報モニター、車内灯、リモートキー系統などに電力供給をしています。

サブバッテリーの役割

  • ずばり「エンジンの始動以外の機器類への電力供給」です。
    各種機器類へ電力を供給するためのバッテリーとなります。アイドリングストップなどでエンジンが止まっても、機器類に電力を供給するためのバッテリーです。
  • 追記:サブバッテリーもエンジン始動に必要なバッテリーです。
    このバッテリーが上がるとエンジン始動に必要な機器がエラーを出力し、車のコンピューター側でエンジン始動を拒否します。

「ジャンプスターター」とは?

  • ジャンプスターターの役割を簡単に言うと、「車のバッテリーが上った際に、車のバッテリーの代わりに電気を車に供給し、応急的にエンジンをかけてくれるモバイルバッテリー」のことです。
  • 「ジャンプスターター機能」に加え、「USB充電の端子接続口」や「ライト機能」を持つものあります。


◆最近は大容量タイプの商品もあります。amazonでも以下の商品を扱っています。
わたしは2種類のジャンプスターターを持っていますが、amazonで購入したものです!


おおきな特徴は、「ガソリン車:6.0リットル」「ディーゼル車:5.0リットル」までのエンジン車を始動できることです!

わたしがおすすめする「大容量のジャンプスターター」を以下の3点です!
ジャンプスターターの機能はもちろんですが、以下のような機能も搭載されています。特にUSB充電ポートがあるのは、ポータブルとしてもありがたいですね。

  • ジャンプスタート: 最大20回
  • LEDライト: 懐中電灯、SOSライト、ストロボライト
  • USB充電ポート
    …等々、メーカにより様々な機能


価格帯は5,000円~10,000円です。価格帯の大きな差は、①バッテリー容量、②ピーク電流の大きさ(大きければ、大きなエンジンをかけることができる)、③連続してエンジン始動ができる回数、などの違いです。

安い買い物ではないので、自分の用途にあった価格帯を選びたいですね!
ちなみにわたしは、6,000円前後のジャンプスターターを持っています。

[Autowit Super Cap2]
[PHILIPS]
[Autowit Super Cap2]


JAF(ジャフ:日本自動車連盟)とは?

JAF(ジャフ)とは日本自動車連盟のことを呼びます!

簡単に言うと、会員(有料)になることで「自動車で困った時に最速で対応してくれる」サービスです!

例えば、「バッテリー上がり」「レッカー移動」「ガス欠」などなど、多くのサービスが盛り沢山です!

詳しくは「車に乗るならJAF入会がおすすめ|JAFを選ぶ理由とメリット!」をご覧ください。

入会金最大2,000円OFF!

タイトルとURLをコピーしました